【秩父夜祭2019】駐車場・電車・寒さ対策!!注意点はこちら!

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日本三大曳山(ひきやま)祭である、埼玉県秩父市の「秩父夜祭」

毎年12月2日・3日と開催され、12月2日を「宵宮」12月3日を「本宮」として、例年20~30万人を動員する日本でも大規模なお祭りのひとつです。

屋台や笠鉾(かさぼこ)の計6基の山車が巡行し、フィナーレには花火も打ちあがるので

この記事を読んでいる人は「今年こそは参加したい!」と考えているかと思います。

しかし、これだけ大きなお祭りです。

なんの準備せずに、ふらっと参加して痛い目をみたって人が非常に多い!

なのでこの記事では秩父夜祭に参加するうえでの注意点と対策を解説しています。

今年参加される方はぜひ参考にしてください!

秩父夜祭に”車”で行くときの注意点

秩父夜祭の会場である埼玉県秩父市。

都心から近いこともあり車で行こうとしている人も多いと思います。

しかし!!

車でのアクセスはおススメできません。

その理由を一つずつ解説していきます。

 

①渋滞がすごい

 

たったこの距離に2時間待ちとは・・・

地元住民の方もこの日は車が使えないと、早めの帰宅をするほど。

特に花火が上がる前の18時頃は、車が身動き取れない状況に。

時間に余裕をもって行かなければ取り返しのつかないことになるかもしれません。

 

②臨時駐車場が車であふれる

 

混雑を予想して朝から現地に向かった人のTwitterです。

朝7時の時点ですでに駐車場の半分が埋まっていたとのこと。

もちろん前日から行っている人の車がほとんどでしょうが、これでは夕方から現地に行っても空いている可能性は極端に低いですよね。

 

臨時駐車場は全8か所

12月3日の「本宮」では、夜祭に合わせて学校のグラウンドや道の駅などに臨時駐車場を8か所、設置しています

場所は秩父駅周辺なので、駐車したらそのまま祭りに参加できる距離ですね!

しかし、20~30万人がおしよせる秩父夜祭。

「一つくらい空いているだろう♪」と甘く見たら本当痛い目に合うので、時間に余裕をもって向かうことは車で行く絶対条件です!!

また下記リンクから当日の臨時駐車場情報が見られますので確認は忘れずに。

臨時駐車場のリアルタイム情報はこちら!

※当日以外機能しないので、今のうちにブックマークに入れておくことをおすすめします。

 

秩父夜祭の臨時駐車場料金

臨時駐車場の料金は以下の通りです。

 大型車: 5,000円
 中型車: 3,000円 
 普通車(軽含む): 1,000円 
 二輪車: 500円 

こちらは整理料金なので、時間制ではありません。

祭りの間に料金が上がっていく心配はしなくて大丈夫です!

 

③市内は全面駐停車禁止

 

秩父神社の周辺はメインの「本宮」である3日目に交通規制がひかれます。

秩父駅周辺は駐停車禁止になっているので、駐車場に入らない限り車を停めることが出来ないんですね。

特に土地勘がない人にとってはどこまで車で進んでいいのか分からず、右往左往することになると思います。

臨時駐車場は割と秩父神社に近い所に設置されているので、誤って交通規制に引っかかり抜け出せなくなる。

そんなことのないように事前に駐車場の位置を調べ、早めの行動を心がけましょう!

 

天候によっては路面凍結の可能性も・・・

秩父夜祭の開催月は12月と冬真っただ中。

そして秩父は割と標高が高い場所にあるため、当日(または前日)雪・雨の降る可能性が高いです。

山道で路面が凍結してしまうと思わぬ事故に繋がる危険性があるので、天気予報は必ずチェックしましょう。

スタッドレスタイヤやチェーンの使用も視野にいれておくべきですね!

 

秩父夜祭に車で行くなら「パークアンドライド」がおススメ♪

どうしても車で行きたい人におススメなのが「パークアンドライド」です。

これは最寄り駅(秩父駅)から少し離れた駅に車を停めて、電車を使って現地まで行く方法です。

この方法を使えば、空いている駐車場を探しまわることなく、また何時間も帰宅ラッシュの電車に乗らなくて済みます。

以下秩父駅へのパークアンドライドにおススメな駅と近場の駐車場です。

パークアンドライドを考えている人は参考にしてください!

 

パークアンドライドにおススメ① 西武鉄道「飯能駅」

 

・路線 西部秩父線 飯能駅~西部秩父駅 

・所要時間 約50分

・運賃 410円(片道)

・乗り換え 無し

・駅周辺のオススメ駐車場 飯能セントラル第1パーキング

・駐車場から駅までの距離 2分

・駐車台数 99台

・料金 20分ごと 100円
 最大料金 入庫後24時間まで 900円

 

パークアンドライドにおすすめ② 秩父鉄道「寄居駅」

 

・路線 秩父鉄道 寄居駅~秩父駅 

・所要時間 約40分

・運賃 670円(片道)

・乗り換え 無し

・駅周辺のオススメ駐車場 スペースECO 寄居駅前

・駐車場から駅までの距離 2分

・駐車台数 41台

・料金 1日200円
 (入庫より24時間まで)

 

秩父夜祭に”電車”で行くときの注意点

 

渋滞による混乱を避けるためにも運営側も電車でのアクセスを勧めています。

しかし!!

なんとなく、事前の調べも無しで行ってしまうと凄まじい帰宅ラッシュにハマってしまう可能性があります!

夜祭の余韻に浸ることなく一気に現実に戻されるのは嫌ですよね・・・

なので、ここでは電車でのアクセスの注意点と対策をお伝えします!

 

帰りの電車が激混み!!

団子坂を屋台が駆け上がっていくのが20時以降。

花火と掛け声とお囃子と歓声で会場は盛り上がりのピークを迎えます!

3日の「本宮」に参加したならば、この瞬間には絶対に居合わせたいところ。

それは他の参加者も同じです。

なので、御旅所に屋台が集結して、花火も終わるタイミングの22時過ぎ、帰宅ラッシュが始まります。

秩父駅は人で溢れかえり、いつもは閑散としている秩父鉄道は、東京の山手線の通勤ラッシュに匹敵する混雑となるのです。

熱気で火照った人たちとの満員電車は、正直避けたいですよね。

 

帰宅のターニングポイントは花火を最後まで見るかどうか

帰宅のラッシュは花火が終わったタイミングと考えてください。

花火が終わっても祭りは続きますが、22時ごろと時間も遅いし、なによりすっごく寒いので、

「花火を見終わったら帰ろう。」という人がとても多いんです。

またこの秩父夜祭の花火は、人気の花火大会としても雑誌で取り上げられているため花火だけを目的に来ている人も多くいます。

祭りの参加者と花火目当ての人が帰る時間での帰宅を考えていると、壮絶な帰宅ラッシュに巻き込まれる可能性が非常に高いので注意してください!

 

秩父夜祭の花火日程

12月2日 19時~20時ごろ 3,000発

12月3日 19時半~22時ごろ 7,000発

 

「宵宮」である12月2日も花火は打ちあがりますが、規模としては「本宮」の3日目が圧倒的に大きいです。

このことを考えると、少しもったいない気がしますが22時前には駅へ向かい、帰宅ラッシュを避けるのも賢明な判断と言えます。

「ただせっかく来たんだから、最後まで見て帰る!」と、意気込んでいる人もいるかもしれません。

なので当日どうするのか。

一緒に行く人がいるならば事前に相談して「いつ帰えるか」を決めておくことをおススメします。

どんなに楽しい事でも、引き際ってのが重要ですよね!

 

当日の電車は特別ダイヤで運行

秩父夜祭当日(3日「本宮」のみ)は西武鉄道・秩父鉄道ともに特別ダイヤで運行しています。

参加者に少しでも祭りを楽しんでもらえるよう、普段より終電時間が遅くなっているんですね。

自分の終電が何時なのかもしっかり確認しておきましょう。

【西武鉄道HP】特別ダイヤはここでチェック!

【秩父鉄道HP】特別ダイヤはここでチェック!

 

終電を逃したら地獄

夜祭当日、会場である秩父は12月の冬真っただ中。

秩父市内には駅前以外にお店があまりありません。

そして終電に近い時間はほぼ閉まっています。

なので、もし夜祭の余韻に浸り誤って終電を逃した場合、

「冬の山の中、屋外で、始発電車を待つ」という地獄があなたにやってきます。

下手をすれば命に関わることなので、事前の準備は絶対忘れないようにしましょう!

 

事前の準備

・交通系ICのチャージ

駅の券売機数はあまり多くありません。

いざチャージをしようとしても並んでいたり、前の人がトラブっていたりして電車に乗り遅れないよう余裕をもってチャージしておきましょう!

 

・往復の切符を購入

切符を買って現地に行かれる方は、必ず往復の切符を買っていきましょう。

帰宅ラッシュ時に券売機に並ぶことになると思わぬアクシデントに合う可能性があります。

駅構内でもたついていると自分が乗りたい電車に乗れず、帰りが遅くなってしまいますよ!

 

秩父夜祭での寒さ対策

 

なんども言いますが、秩父夜祭は冬のお祭りです。

開催日は12月2日・3日。

この時期会場である埼玉県秩父市は、例年ものすごく寒いんです。

2018年12月 秩父 週間天気

※気象人 https://kishojin.weathermap.jp/diary.php?ym=201812&ame=43156

上記は2018年12月の秩父の週間天気です。

夜祭り当日の12月2日と3日は最低気温が4℃を切っていますね。(2日に関しては0.9℃)

祭りのメインである花火や屋台が御旅所に到着する時間帯は、19時~22時。

当日は飲食店もすぐに閉まってしまうので、暖かい所への非難が難しく自分たちで対策をしなければいけません。

祭りの熱気はすごいものになりますが、山に吹く風は冷たく肌が痛くなるほど。

夜祭を楽しむためにも寒さ対策は万全にして出かけましょう!

 

寒さ対策は必須!

当日の寒さ対策として、最低限準備した方が良いものを下に書いたので参考にしてください。

  • 手袋
  • マスク
  • ホッカイロ
  • インナーは汗を吸い取ってくれるもの
  • 替えの靴下・タイツ
  • 魔法瓶に暖かい飲み物

 

あと、アウトドアなんかで売っている携帯トイレも買っておくといいかもしれません。

特にお子さんと一緒に行くのであれば、備えあれば憂いなしです!

 

仮説トイレの場所を確認

夜祭りに限らず、野外のイベントで一番困るのがトイレですよね。

お酒を飲んだり、寒さにより体温が下がるとトイレが近くなるものです。

当日(3日「本宮」のみ)秩父夜祭では、仮設トイレを街中に併設しています。

しかし、祭りの動員数が20万人以上なので、どこの仮設トイレにも列が出来ています。

なので10~15分は並ぶことを見越しておいて早めに並ばれるのが良いかと思います。

また、あらかじめ仮設トイレの場所も確認しておきましょう。

いざという時に、人ごみの中でトイレを探すのは結構大変です。

 

秩父夜祭は出店が多いのでご飯は外で食べる

 

夜祭当日(3日「本宮」のみ)、1.5kmにわたって飲食を中心に色々な出店がでます。

一般的な飲食店は早い時間に閉まっている可能性が高いので、ご飯を食べるなら出店を利用するしかありません。

しかし、2018年20万人の動員を記録した秩父夜祭です。

お目当てのご飯を買うにも並ぶことは必須なので、小腹が空いた時用にコンビニで何か買ってからいくのも賢い選択ですね。

コンビニには地元の食材を使ったご当地商品もあるので、立ち寄ってみるのも面白いと思います!

 

過去の出店でみんなは何食べた?(Twitterより)

秩父夜祭メインは3日の「本宮」である!

 

秩父夜祭は毎年2日間にわたって行われます。

2日は「宵宮」、3日は「本宮」と言います。

基本メインは3日の「本宮」で、2日の「宵宮」は前夜祭といった立ち位置です。

それぞれ内容や雰囲気は全く違うので、事前に確認しておきましょう。

 

12月2日「宵宮」 じっくり屋台を楽しむ。

2日には秩父夜祭の名物である屋台が4基、街中を曳き回されます。

途中では屋台の上で地元の子供たちによる神楽も披露され、お祭りを盛り上げていきます。

16時ごろ~20時ごろまで街中を屋台が曳き回され、巨大な屋台どうしが急接近する「すれ違い」も各所で見られますよ!

そして20時を過ぎると花火も上がり、この日の曳き回しは終了します。

3日に比べると少し落ち着いた印象のある2日の「宵宮」

ただ落ち着いている分、豪華で迫力のある屋台を間近で見ることができ、じっくりと祭りを楽しむことが出来ます。

ちなみに数は少ないですが、花火も上がります!

出店はそこまで出ていないのが残念ですが、人混みがいやだ!という人にはおススメです。

 

12月3日「本宮」見どころ満載のお祭り本番!

「宵宮」「本宮」の前夜祭。

盛り上がりの様子や、訪れる人の数は圧倒的に3日の「本宮」が上です。

 

13時~ 改造した屋台の上で行う本町の屋台歌舞伎。

18時~ 秩父神社を神輿1基、御神馬2頭をはじめとする、御神幸行列が御旅所に向けて出発。

19時~ 計6基の笹鉾・屋台が秩父神社から御旅所に向けて出発!
            スターマイン7000発も打ちあがり、祭りを盛り上げる。

20時~ 各町の笠鉾・屋台が団子坂を上り、祭り広場に入ってくる。
     この「駆け上がり」も見どころの一つで、観客と引き手の声で会場は大興奮!

22時~ すべての笠鉾・屋台が広場に到着しライトアップされる。
     広場に勢ぞろいした姿は圧巻。

 

こんな感じで、一日秩父駅周辺では大変な盛り上がりを見せています。

3日の「本宮」に合わせて飲食を中心とした出店もズラ~っと出てくるので、お祭りの現実離れした光景は一生忘れられない思い出となるでしょう!!

なので2日に行って「思ってたのとちがうな~」とならないよう確認してくださいね。

 

笠鉾・屋台とは?

 

ちなみに、この秩父夜祭でいう屋台とは「やきそば」「りんご飴」といった縁日の屋台ではありません。

秩父夜祭の時に担がれるもので、神輿(みこし)の巨大版だと思ってください!

1基が10トン以上あり、約200人の曳き子によって動かされます。

夜祭当日には囃子手と呼ばれる人達が上に乗り「ホーリャイ、ホーリャイ!」と掛け声があげ、また独特なリズムのお囃子を披露したりしながら街中を練り歩くんです。

1962年に国の重要有形民俗文化財には指定され、今ではこの屋台を見に外国の人もこの地を訪れたりするようです。

この笠鉾・屋台は秩父夜祭を盛り上げる主役なので、ぜひ間近で見たいものですね!

秩父夜祭メインの広場は入場禁止時間がある

夜祭のクライマックス。

団子坂を屋台が上っていく様は、迫力があり見る人を圧倒します。

出来るだけ近くで熱気を感じたいとは思いますが、ここでも注意しなければいけないことがあります。

それはメイン広場(御旅所)の入場禁止時間です。

 

御旅所とは

秩父夜祭はもともと秩父神社に祀られる「妙見菩薩」と武甲山にいる「龍神」が年に一度、逢い引きをする祭りと言われ、その逢い引きの場所が「御旅所」とされています。

6基の笠鉾・屋台は、この御旅所を目指して秩父神社を出発するので秩父夜祭にとってフィナーレを迎える場所と思ってください!

24時間テレビのマラソンで言うところの武道館ですね。

 

メイン広場の入場禁止時間

※秩父公式サイトより

 

御旅所付近は3日17:30~屋台巡行の為、自動車だけでなく歩行者も通行止めになります。

そのため、あらかじめ入場禁止区域を把握しておかないと、屋台が団子坂を御旅所へ駆け上るメインイベントを見逃してしまう可能性があります。

ただ、当日は誰もが御旅所周辺に殺到するので間近で見られないこともある。

とあらかじめ覚悟していく方がいいでしょう。

花火は御旅所の近くの「羊山公園」であがるので、建物のカゲに隠れない限り見る事はできるので安心してくださいね。

 

電車で行く人は終電の時間を再度確認!

御旅所周辺の入場禁止が解除されるのが3日の22時。

この時間になれば、帰路についている人も多いため間近で屋台を見ることが出来ます。

ライトアップされた6基の屋台は、街中を練り歩いている姿とはまた違った魅力があります。

夜祭りの余韻に浸りながら静かになった屋台を見るのは本当にオススメです。

しかし、余韻に浸りすぎて終電を逃してしまうと、取り返しのつかないことになります。

前もって終電の時間を確認し、余裕を持った帰宅を心掛けましょう!

 

まとめ

 

以上が「秩父夜祭」に参加する際に注意したいことをまとめた記事になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

では、もう一度注意点のおさらいです。

・車で行く際は駐車場と渋滞に注意!
・電車で行く際は帰宅ラッシュと終電の時間に注意!
・寒さ対策は忘れずに!
・夕ご飯は出店を利用するべし!
・夜祭のメインは3日の「本宮」

・御旅所周辺は入場禁止時間がある!

 

「こんなつもりじゃなかった~!!」とならないためにも、

参加する際は事前の対策と現地での注意を忘れないようにしましょう!